アトピー性皮膚炎と上手に付き合いましょう
2021年7月21日
梅雨明けが例年より早く、今年の夏は酷暑が予想されます。特に蒸し暑さが強く汗によりアトピー性皮膚炎が悪くなっている方も多いかと思います。アトピー性皮膚炎は、すぐに良くなる病気ではありません。従来、アトピー性皮膚炎の皮膚炎を十分にコントロール出来る外用剤で有効性と安全性が十分に確認されている薬剤はステロイド外用薬、プロトピック軟膏、コレクチム軟膏です。当院では、この3つの外用薬の使用方法等を正しく指導しておりtます。皮膚炎の症状が落ち着けば、この3つの外用薬の塗る量は減らせます。難治性のアトピー性皮膚炎にはナローバンドUBV紫外線療法や分子生物学的製剤注射薬のデュピクセント、免疫抑制剤のサイクロスポリン内服療法も行っております。今後、新薬のアトピー性皮膚炎の内服治療薬のオルミエントの導入も検討しております。また当院ではアトピー性皮膚炎の悪化因子の検索を採血を中心に行っております。アトピー性皮膚炎は、きちんと皮膚科専門医に定期通院しながらアトピー性皮膚炎診療ガイドラインに基づいた皮膚科専門医の指導の許、その症状に応じた治療を受けることが必要です。
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