アトピー性皮膚炎と上手に付き合いましょう

2020年7月22日

梅雨明けが例年より長引き天候不順な日々が続いております。特に蒸し暑さが強く汗によりアトピー性皮膚炎が悪くなっている方も多いかと思います。アトピー性皮膚炎は、すぐに良くなる病気ではありません。従来、アトピー性皮膚炎の皮膚炎を十分にコントロール出来る薬剤で有効性と安全性が十分に確認されている薬剤はステロイド外用薬とタクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)でした。先月、アトピー性皮膚炎に対してのステロイドでない外用薬(コレクチム軟膏)が使用できるようになりました。1日の使用量の制限はありますがタクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)とともにステロイド外用薬以外の外用薬の選択肢が増えています。当院では、この3つのの外用薬の使用方法等を正しく指導しております。皮膚炎の症状が落ち着けば、この3つの外用薬の塗る量は減らせます。難治性のアトピー性皮膚炎にはナローバンドUBV紫外線療法や免疫抑制剤のサイクロスポリン内服療法も行っております。また当院ではアトピー性皮膚炎の悪化因子の検索を採血を中心に行っております。アトピー性皮膚炎は、きちんと皮膚科専門医に定期通院しながらアトピー性皮膚炎診療ガイドラインに基づいた皮膚科専門医の指導の許、その症状に応じた治療を受けることが必要です。

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てらお皮ふ科・アレルギー科クリニック

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