冬の手荒れ、全身の乾燥肌に気を付けましょう

2013年12月11日

冬に入り、湿度が下がり乾燥する季節になりました。手荒れ、全身の乾燥肌には普段からの保湿を含めたスキンケアが必要です。しかし間違ったスキンケアで皮膚炎がひどくなっている方をみかけます。ハンドクリーム、保湿剤などは何もないところや少しのカサカサや少しの痒みに効果を及ぼす保湿作用のある皮膚炎の予防薬です。決して炎症を治すお薬ではありません。ハンドクリーム、保湿剤などを塗って痒くなる、赤くなる時は必ず皮膚科専門医を受診して下さい。ハンドクリーム、保湿剤などでかぶれている場合が多いです。自然に治ることは少なく適切な治療と指導が必要です。以下に日常の簡単なスキンケアの方法を列挙致しました。

皮膚の清潔(毎日の入浴・シャワー)

●? 汗や汚れは速やかにおとす、しかし強くこすらない

●? 石鹸・シャンプーを使用する時は洗浄力の強いものは避ける

●? 石鹸・シャンプーは残らないように十分すすぐ

●? かゆみを生じるほどの高い温度の湯は避ける

●? 入浴後にほてりを感じさせる沐浴剤・入浴剤は避ける

●? 入浴後には必要に応じて適切な塗り薬を使用する

 

皮膚の保湿

●? 保湿剤は皮膚の乾燥防止に効果的

●? 入浴・シャワー浴後は必要に応じて保湿剤を使用する

●? 患者さんごとに使用感のよい保湿剤を選択する

 

その他

●? 室内を清潔にし、適温・適湿を保つ

●? 新しい下着は使用前に水洗いする

●? 下着の洗濯はすすぎを十分にし、なるべく柔軟剤、漂白剤は使用しない。

●? 洗剤は出来れば界面活性剤の含有量の少ないものを使用する

●? 爪を短く切り、なるべく掻かないようにする

●? 肌に触れる衣類は、なるべく木綿にする。なるべく化学繊維、毛が直接、肌に当たるのは避ける。

 

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てらお皮ふ科・アレルギー科クリニック

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